男性でも女性でも性病になってしまったら自然に回復することはありません。放置することで、いざ治療を受けた際に回復に時間がかかったり、治療に多くの費用が必要になる場合があります。自分が性病の疑いがあると感じたらすぐ診断を受けるのをお勧めします。

性病の疑いがあり診断を受ける女性

クラミジア・トラコマチスによる性病とにおい

クラミジア・トラコマチスというのは、かなりありふれた細菌の一種で、かつては不衛生な環境のもとで、目に感染してトラコーマという重い結膜炎を引き起こす原因菌として知られていたものです。衛生環境がととのった最近では、トラコーマのような眼病についてはあまくりみられなくなりました。
しかし、この菌は実は性器にも感染して、性器クラミジア感染症という病気を引き起こすもので、こちらの性病のほうはかなりの割合で拡大しています。クラミジア・トラコマチスは、パートナーの性器の粘膜と直接接触するような性行為で感染するもので、場合によっては性器と口腔粘膜といった組み合わせでの感染があるため、注意が必要となります。
性器クラミジア感染症にかかってしまった場合ですが、女性の場合、性行為のあとで軽く出血したり、おりものの量が増えるといった症状があるのが一般的といえます。おりものに関しては、量だけではなく、不快なにおいを発したり、においがきついといったことがあり、これも性病にかかったかどうかを確認する上でのポイントになることがあります。
性器クラミジア感染症は、最初はそれほど重い症状ではありませんので、見過ごしてしまうことがありますが、放置すると、子宮外妊娠や不妊症の原因になってしまうことも考えられますので、やはりはやめに治療をすべきであるといえます。
性器クラミジア感染症の治療については、抗生物質を一定の期間投与するという方法がふつうであり、抗生物質の濃度が適切に保たれれば、原因菌を排除して、症状を改善することにつながります。もっとも、もしも飲み忘れなどがあった場合には、十分に効果を発揮できないことがあるため、注意したほうがよいでしょう。